それから少し話をし、鈴が正常だと判断してから鈴の家へ向かった


正常―――


その言葉もおかしいかもしれない。

鈴は俺らが心配してる程落ち込んでない


触られるのが怖いんではなく、汚いと言った

だから洗いたいと……


更に、また俺と一緒に外に出る勇気も有るらしい…

本当に変な女だ。







「えっと…30分で済ませるから。…本当にごめんね」


俺のバイクで鈴の家に向かい、風呂に入るという鈴を外で待つ

何度も上がらせようと言ってきたが…勿論断った



「早く行ってこい」

コイツは男怖くならないのか…?

いつまでも俺を見てる鈴を促した