鈴が居ないのに気付いたのはそれからすぐで。
鈴と樹と純で流しに行ったらしい

だが外はもう暗い。


いつも夕方を過ぎると上にくる鈴

光と走った時は飯を済ませて来た事もあるが……



――違う。

上手く言い表せねぇけど、とにかく嫌な感じだ


「光、樹に掛けろ」

光に指示してから自分は鈴の携帯へ。


呼び出し音が鳴る…

頼む、出ろ!



たまたまバイクに乗ってるだけか?

樹のバイクは音も振動も凄ぇから…



俺は……
また鈴を傷付けるのか…?




携帯からはただ無機質な音が聞こえるだけ