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次に目を開けた時は暗い部屋だった。


広い部屋に薄暗い灯り

視線を横に移すと、傷付いた樹と純

「樹……純!」

2人共意識はあったがダメージが大きく、動けないみたい。



最後に聞いた声――

直ぐに分かった。
私に怪我が無いのは樹が庇ってくれたから


「樹……」

「大丈夫だ。…蓮司達が直ぐ来る」

「そうっすよ!蓮司さんなら此処ぐらい直ぐに見付けてくれます」

こんな状態でも優しい2人


蓮司なら、大丈夫?


―――助けて、蓮司っ