その声で私達に緊張が走る。

純の雰囲気も変わった。


それでも、私には何が起きてるのか全く分からない。



「純、鈴の側に居ろ」

樹が低い声で指示を飛ばした時、やっと私にも理解出来た。


ぞろぞろと集まってくる人――

まともじゃない、ガラの悪い男達

何人居るの―――?


続々と増え続けた男達。
私達は壁を背にし、あっという間に取り囲まれた



「青蛇…………何の用だ」

樹が低く、それでもはっきり問う