『鈴も6才かぁ。ちっちゃいな~。よし!今日は記念に走るかっ』

豪快に頭を撫でられる。
ほぼ真上から

え?6才……なんで?


『お前が走りたいだけだろ。鈴を夜まで連れ回すな』

別の手がまた頭を撫でてくれる。

優しく、温かい手で



頭上ではまだ会話が続いてる。

話の内容は私


なのに全然聞こえない…



広い倉庫に沢山の人

皆がこっちを見て笑ってる



これも私の、記憶―――?