また学校生活が始まった9月
何か問題が起きてるらしい紅燕内では、見送ると決まった蓮司の誕生日の日でも、いつもと変わらなかった。
「蓮司、ちょっと待って」
いつものように光の迎えで倉庫に来た私は、蓮司に直ぐに渡そうと決めていた。
入れ違いで翔太と出掛けようとしてた蓮司はかなり不機嫌そう
「先行ってる」
たぶん、気を遣ってくれたんだろう。
翔太が出て行き、部屋には蓮司と二人きりになった
「…ごめんね、出掛け間際に。これ渡したくて。誕生日おめでとう」
暴走は延期になっても、蓮司の誕生日は今日。
だから私はこの日に渡したかった
ピアスが入った袋はかなり小さい。
こそっと渡すには最適だったかも
何か問題が起きてるらしい紅燕内では、見送ると決まった蓮司の誕生日の日でも、いつもと変わらなかった。
「蓮司、ちょっと待って」
いつものように光の迎えで倉庫に来た私は、蓮司に直ぐに渡そうと決めていた。
入れ違いで翔太と出掛けようとしてた蓮司はかなり不機嫌そう
「先行ってる」
たぶん、気を遣ってくれたんだろう。
翔太が出て行き、部屋には蓮司と二人きりになった
「…ごめんね、出掛け間際に。これ渡したくて。誕生日おめでとう」
暴走は延期になっても、蓮司の誕生日は今日。
だから私はこの日に渡したかった
ピアスが入った袋はかなり小さい。
こそっと渡すには最適だったかも