どうしよう……あ、そうだ!


行き場を失ったカップケーキを隠し持って下へ。

「おはようございます鈴さん」

「おはよ。純、ちょっとこっち」

いつものように私に構ってくれようとした純を引っ張って外の喫煙所へ。

相変わらず、誰も居ないこの場所


「はい、これ」

1コのカップケーキ
やっぱ渡すなら純だよね


「貰って良いんすか?」

「うん。どうぞ」

「ありがとうございます」


なんて良いながら叫んでる。

………祐みたいに味の心配はしないみたい