ラッピングされた1コのカップケーキを持ち、綺麗にお化粧し、髪を巻いた夏美を翌昼に送り出した。


「じゃあ、光輝君に宜しくね」

「うん。鈴ありがとね。行ってくる」

久々に光輝君に会える夏美はやっぱり恋する女の子。いや、乙女で可愛い。



「さて、私も準備しなきゃ」

私にも迎えが来る。
夏美を手伝ってたら自分の準備が全然出来てない。



「鈴ちゃんおはよ」

「翔太っ…もう着いてたの?」

もう遅かった。

近くの角には翔太とバイク。それと男の人がもう1人