左腕にかけた上着


何かを隠す大きな絆創膏
それすらも常に隠して――

そこに何があるかは知らねえ。
でも、癖なんだろ?

悲しい目をした後なんかには、必ず触る。

力強く、握り締めてる時もあった…



それが原因か?

時々、"闇"と現実が混ざるんだろう。
感情のままに行動する。



黒龍を庇った時だってそうだった。
感情的に動き、そして謝る


ごめん、なんて言葉が聞きだいんじゃない。


いつも笑ってろよ。

相手が光だろうが、紅燕の奴等だろうが今は構わねぇ

それぐらい見逃してやる

あんな目をしてるぐらいなら…見逃してやるからよ