「あ"?」

渡されたのは鈴のスクールバッグ
中身は教科書だろう。とにかく重い


「携帯、中に入れたから」

「ああ」


此処にはもう来ない。
鞄を預かるのは得策だろう。

圭とこうやって話をするのは久々だ


「それと、あんま鈴責めんなよ。今日の件は俺が脅して連れてきた。まぁ賢明な判断だけどな」

「脅し?」

「ああ。簡単に付いて来たぜ。次、注意しとけよ」


次という言葉が引っ掛かるが、内容は聞く

昔のような話し方。
今の圭に敵意も悪意も無い


仲の良かったあの頃の様な――




――――side*祐。END