下に行くと蓮司達が着ていた。

「蓮司!」

駆け寄ろうとしたらカズに遮られた

何で?約束だよね?

睨み付けるが効果は無い。
カズの視線はずっと蓮司達に向いてる。



「鈴を離せよ」

蓮司の低い声にも無反応で、カズの様子がおかしい。

「カズ?行かせて。そういう約束だよね」



「鈴、やっぱ違うよな。…昔とは違う。欲しいものは力で手に入れる。そういう世界だよな」


やっと分かった。
おかしい理由が。
口元に笑みを浮かべて蓮司達―――蓮司を見据えて


「てめぇ」

蓮司が歩を進める