それからの迎えはまた毎日光が来てくれた。


平日日中の公道は飛ばす速度に限度がある。
だから乗れるのかも。
あの恐怖心を忘れて―――




でも今日の校門前にお迎えは無い

校門辺りでお迎えを待つ私を残して他の生徒達は帰って行く


ただ私達の学校が早く終わっただけ。それも急に

それでもあと30分もすれば平常通りの時間になる。

だから今日は私が光を待つ


つもりだった。

なのに――――


「藤林鈴だな。乗れ」

現れたのはまた黒い車

降りてきたのはまた黒龍