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倉庫に帰り着いた時にはかなりの時間が過ぎてた


どこかの海岸沿いの道を走り、引き返して来た。
真夏のこの季節には快適なコース



結局私は樹の後ろにも乗った。
だって

「光飛ばしすぎ!」


海沿いと言えば聞こえが良い。が、片側は海へ落ちる崖だ。
とにかく怖くて怖くて。
途中から樹の後ろに乗せて貰った。


そして帰り付いた只今が口論真っ最中……

「転けやしねぇよ」

「そんなの分かんないじゃん。私がしがみ付いたらバランス崩すでしょ」

「んな事しねぇだろ」

ニヤニヤとニマニマと笑いながら言うのが癪にさわる



「鈴ちゃん、お帰り」