紅燕の学校は本当に近く、徒歩でも行けた

時間はかかるけど……


うん。時間がかかったのが悪いんだろう。校門にはたくさんの女の人


「なんかバーゲンみたい。夏美競い負けてるよ」

興味無い私は人事

「うん。私行ってくる」

対する夏美は人混みに立ち向かうらしい…私には無理。絶対無理。

「私この辺居るよ。行ってらっしゃい」

だから見送る








「「「「「キャ~~~」」」」」

………………煩い。


紅燕が出てきたんだろう。
女性の黄色い声はとにかく響く。


様々な名前――興味無いから名前は知らない……し、聞き取れないけど、叫んでいる