鈴の居場所は下の奴らに訊いてすぐ分かった。

外の喫煙所

なんでまたそんな所に居んだよ。
苛立ちを抑えて向かう





「……なんでこんな弱いんだろ」

小さな呟き


弱い?違うだろ。
お前は強い。いや、強くあろうとし過ぎだ。

強い目で――涙を隠し。
嫌と言った事があったか?

泣かせたい。

違う。泣かせてやりたい。
俺の腕の中で縋りつく様に―――――




「鈴」

「っ蓮司?なんで……」

顔を上げた鈴はまだ顔色が悪い。


少し間を空けて隣に腰を下ろした