声をかける光になりふり構わず外へ出て行った―――


「酔ったんじゃねぇの~」

「違うって言ってたろ」

皆が固まる中で呑気な声を出す祐に光が噛み付く



「煙草」

「あぁ、そうかも」

突然呟く樹に賛同した翔太

何の事だよ


「女性って煙草の匂い嫌うだろ。普段吸ってる俺達には分からないけど、この部屋かなり充満してるかもね」

「そんなんで気分悪くなんのかよ」

「鈴ちゃんが煙草苦手かどうか、先に訊いとくべきだった。って話。蓮司どうする?」

俺に尋ねる翔太。
んなもん決まってる


「行ってくる――」