真っ白でキメの細かい肌

あまり化粧をしてないんだろう。
化粧でも香水でも無い。もっと甘く、薄く漂う匂い

綺麗な寝顔には、あの日と違って涙の痕もない


誘われる様にその肌に触れた

サラサラな肌を撫でてると鈴が身じろぎした


「ん………蓮、司?」

起こしてしまった残念感と名前を呼ばれた喜びが入り混じる。



「お前、無防備すぎ」

「え?………あ。寝ちゃってた?」

ごめんと俯くが、こいつはまだ分かってない。


「また襲われるぞ」