そう、実はあたしは寝起きがとても悪い・・・。
誰かに起こしてもらわないと、自分では起きれないんだ。
毎朝、毎朝、忙しいお兄ちゃんがモーニングコールをしてくれている。
寝るのが遅かったからとじゃなくて、早く寝たとしても同じだった。
そう言えば、お兄ちゃん帰ってきてたんだ。
「早く用意しないと学校遅れるぞ」
そう言って、お兄ちゃんはあたしの部屋から出て行った。
しばらくベッドから抜け出せないあたしは、ボーっとしていると、ふとある事に気づいた。
あれ・・・・夢だったのかな?
先生と公園で抱き合ってた事・・・
告白した事・・・
だけど、ハンガーに掛けられている昨日借りた洋服を目にして、夢じゃない事に気づかされた。
そしてリアルな現実にボフっと音がしそうな勢いで、一瞬にして顔が熱くなった。
あたし・・・先生に告白しちゃったんだ・・・・
ど、どうしよう・・・。
済んでしまった事に動揺しても仕方が無いのに、あたしはパニックになり、ジタバタしていると、布団に縺れてしまった。
そしてあたしはベッドから体が反れて、顔から床へダイブしてしまった。