先生の直球な言葉に、恥ずかしすぎて目を反らしたいのに、真剣で真っ直ぐ見つめてくる先生の目を反らす事が出来ない。

今、あたしたちのいる空間だけ、時が止まったようだった。


きっと、今までのあたしなら無理だった。

ずっと見てるだけで・・・何も出来なかったと思うんだ。

でも、真海や沙絵子・・・そして今井先生・・・みんなが背中を押してくれたから・・・。

それに、あたしは和泉先生を好きになった事で、どんどん積極的になっている気がする・・・。

もうこれ以上は無理だよ・・・。

先生の事が好きだって、あたしの心からどんどん溢れ出してる。


そして、あたしは震える口を開いた。

心臓の音はドクンドクンとうるさいのに、あたしは何故か少しだけ冷静に言ったんだ。



「・・・・・・先生・・・・・」

先生があたしの手を握る力が増していた。

「・・・・・あたし・・・・・・・・先生の事が・・・・好きです」

生まれて初めての告白・・・

先生があたしを見つめる真剣な瞳

強く握り締めている手・・・

それに引き寄せられるかのように・・・口にしてしまった。