「青春…かぁ…」





授業の声だけが聞こえる静かな教室で、


あたしは誰にも聞こえないようにつぶやいた。





青春とか、恋とか、愛とか、考えたことなかった。





というよりも、魅力を感じなかった。




そんなの、なにが楽しいんだか。







あたしには必要ないもの。


そうだよね?