あたしの驚きがばれていたのか、
「奈緒〜〜??あたしもJKなんだし?かっこいい男の子と青春したいさ。」
真奈が溜息まじりに言った。
JK……青春かぁ……
あたしにはそんな言葉実感が湧かなかった。
つくづく寂しいJKなのかな私って。
とか考えてみたり?
「えぇ〜〜!?!?!?ダメだよぉ〜!青春なんてね!ろくなものじゃないんだから!ね!!」
意外なところで瑞稀が食ってかかるように声を荒げた。
「なによ瑞稀ー!ろくに青春してないあんたに言われたくないですぅ!」
真奈は口を尖らせながら言った。
「そーゆー瑞稀はなんで反対するワケ?」
あたしは瑞稀の方へ身を乗り出し言った。
「いーい?二人ともぉ〜!本当の愛とかぁ本当の恋とかぁ存在しないんだからねぇ〜!!!!!!どうせぇ、青春なんてぇ、一時の感情の高まりなんだからぁ!!!!!!」
瑞稀は机をバンッと叩きながら熱弁した。
「「お、おおお」」
あまりの突然の出来事にあたしと真奈は腰を抜かしながら感心する他なかった。