「じ、じゃあ、あそこで…。」 おじさんはデレデレして指をさしながら言った。 指の先には一軒のラブホがあった。 「わかりましたっ!」 私はおじさんの腕を胸に寄せたまま、笑顔で返事をした。 「じ…じゃあ、はいろっか?」 ほんっと、デレデレしてる。 そんなに普段刺激ないのかなぁ…。 そんなこと、あたしが知ったこっちゃないけどさ。 そんなことすら興味もない。