「ああ…真央ちゃんか。よかった…。」




おじさんは鼻の下を伸ばしながら言った。



こいつ…もうデレデレしてる…。





正直、こういう人にも嫌悪感とか全くと言っていいほど無かった。




多分、慣れ。






「どこのホテル行きます?」




あたしは、おじさんの腕を自分の胸に引き寄せながら言った。






ほら。




こういうことも、なんとも思わない。






これは「当たり前」なんだから。