「俺、もー出るから」






えっ…、まだあたし支度終わってないし…





それだけを言って家を出てしまった





あたしの声も聞かずに…





学校に着くと、美佳と晴海が待ってましたと言わんばかりにあたしの腕を引っ張った






「どーしたの?二人とも」





「いーからいーからきて!」





とだけ言われ連れて来られたのは屋上だった






屋上に着くとあたしの腕を離した