寝てしまおうと目を瞑ると、再び二人の顔が浮かんでくる




迷い込んだ迷路






「はぁー」


寝るのを諦めて起き上がる。
ベットの横にあったミネラルウォーターに手を伸ばす。




一口飲むと、喉の奥がヒリヒリと痛んだ。





時計を見ると15時を少し過ぎたところ。
ズキズキと痛むこめかみを押さえてキッチンへと向かう。


鎮痛剤を追加で飲むのに、空腹だと胃が痛むから何か食べてからにしようと思ったからだ。




冷蔵庫を開けると、冷気が熱くなった体に心地よい。
中を覗くと、飲み物以外何もなかった。