「なんと…真凛を…
彼女にしましたぁ~!!」


俺にしては珍しいハイテンションで思わず咲希に話しちまった…恥ずい…。


まぁ、いいか。


とにかく、3ヶ月の片想いが実った!!


…*…*…*…*…*…*…


7月に咲希の学校でみた彼女はほんわかした外見なのに、芯の強そうな眼差しで咲希を大切に愛しそうに見てた。


そして、俺もあの目に見つめられたいなんて…変態っぽく考えてる自分にびっくりしてしまった。


誕生日会はお祝いしてもらって、咲希と双子でほんっとこれほど嬉しかった日はなかった。


あれから、メールはかなりした。


いろんなことを話して、お互いを少しずつ知っていく。


こんな普通のことがめちゃ幸せって思うなんて…今までない。


咲希の事件が起きたときも、咲希だけでなく、俺のことも励まして勇気をくれた。


家には父親がいないから…俺が頑張り過ぎてんじゃないかって気遣ってくれて、でもただ「大丈夫?無理しないで」とか言うんじゃなくて、些細な話も聞いてくれて、一つ一つ一緒に共感したり悩んだり…寄り添ってくれてるのが、嬉しかった。


今日、みんなが気をきかせてくれたから、気持ちを伝えるなら…と思ったんだ。