一時間ちょっと揺られて、俺も咲希もうとうとしていた。


「竜斗っ、起きてちょうだい」


「…ん‥ん~…」


目を擦り母親を見ると「母さん、咲希ちゃんのお宅知らないから、ナビしてよ」といわれた。


道順はわからないが、何の側だとか話すと分かってくれたらしい。


「竜斗、咲希ちゅんのお母さんとか、
分かるなら電話して
玄関にいてもらって、」


そこで俺は義希に電話した。


「サンキュー、玄関にいる」


…*…*…*…*…*…*…


義希に手伝ってもらいながら咲希を部屋のベッドに運び、寝かせる。


義希は応診してくれる医者を既に呼んでいて、そのまま診察になった。


俺は気になったが義希に任せて、母親と車で自宅へ帰った。


シャワーを終えてしばらくすると携帯がなる。


“咲希…大丈夫だから…”


義希からのそのメールを信じて俺はその日は早めに寝てしまった。


…*…*…*…*…*…*…


だが…咲希はあれから入院してしまってた。


それが朝の咲希からのメールでわかり、直ぐにでも行きたかったが、そうゆうのは咲希は嫌うから、我慢して放課後、病院へ。


咲希は何か重い病気とか言うんじゃなく、栄養不足や体力低下などいろんなことに加え、心的ストレスをかかえて居たらしい。