「ん~?まぁ、めちゃくちゃ楽しかった
ほら、これ見て、咲希とお揃いなんだ」


「はいはい、よかったねー」


棒読みで賛同してやると、「照れる」とか言うバカ竜斗…。


「そういや、マサ、あの新田さんと
最近進展あった?」


「?いいや?」


竜斗と真人が話してるのを聞いてから、キッチンの新田さんを見てみる。


「へぇ~あの子、お前のファンなの?」


「ん~どうかなぁ、直接なんか
言われた訳じゃねぇし…」


「真人的には?ありなの?」


「いやぁ…申し訳ないけど、実は
俺、彼女いんだよね…」


「へぇ…「えぇぇ~?」


俺よりも先にでかい声を張り上げてる竜斗。


ま、親友のそうゆうの、知らないとショックだよなぁ(笑)


「え?なっ…はぁ!?説明しろよ!
どこの誰?いつから?マサっ!!」


DVDどころではなく、つかみかかりそうな勢いで詰め寄る…


「えぇ~お前らに言うのやだなぁ~」


途端に首をホールドして、締め付ける竜斗に、「ギブギブっ!!」と叫ぶ真人。


「まったく…竜こわいっ!
咲希ちゃんに言いつけてやるっ…」


「いいから話せよ」


「はいはい…ふぅ…」


「あんな、おれの彼女は大学生、
今2年だから、3つ上か…
春休みに姉貴から紹介してもらって、
現在もラブラブ、はいっ、以上!!」