「竜也くんっ‼」



「え?苺ちゃん?」




「ちょっと来てっ!」



グイグイと竜也くんを引っ張って中庭に連れてきた。



「久しぶりやな、どうしたん?苺ちゃん」



「私...やっぱり応援する。」



私らしく無かった。
私は、欲深い人間にはなっていけない。
好きな人の幸せを願う、好きな人が幸せなら、私も幸せ。




「竜也くんが幸せなら、私は幸せだから...応援する。」



「......でも相談相手やめるって言ってなかった...?」