古びた音を鳴らしながら門は開いた。 
 
「どうぞこちらに・・・・」 
 
黒いスーツを着た男の人が案内をして来た。 
 
「これをつけて下さい」 
 
と言われ渡された物は目隠しだ。 
 
みんなは目隠しをした。 
 
「では貴方はここにいてください」 
 
言われたのはトオルだ。 
 
そこから離れた。
 
「貴女はここにいてください」 
 
と言われたのは楓のようだ。 
 
またそこから離れた。 
 
「貴方はここにいてください」 
 
言われたのは俺だ。 
 
しばらくすると。 
 
『目隠しをお取り下さい』 
 
と放送がながれてきた。