―翌朝―
気持ちのいい朝。
でも気になる事が1つ…
まあちゃんからのメール。
なんだったんだろう。
でも、まぁ気にしないようにしよう。
昨日の雨で、いいようのならない感情は、流れてしまったようだ。
翼のおかげでもあるな、なんて思いながら時計を見た。
「うお、やべえ!」
私は急いで着替えて外に出た。
校則では禁止されてるけど・・・しょうがない、タクシーで行こう。
そう思ってタクシーにのり、ドアを閉める時だった。
「こらぁ〜ダメじゃん」
なっ!バレた!?
「アタシも乗せなきゃ」
ヒョッコリと顔を出したのは翼だった。
「おっおはよ翼!」
「おう、タクシー登校初めてじゃないアタシにまかせとけ!」