「あ、あの……」 誰もいない放課後の教室。聞こえてくるのはグラウンドで活動をしている運動部の掛け声のみ。 そこに憧れの人を呼び出した。 そんな状況で私がやろうとしていることなんて、大体の人がわかるだろう。 そう―― 「ずっと前から好きでした! つ、付き合ってください! ――私は、生まれて初めての告白をした。