その後は仕事が手につかず、ミスをしてばかりだった。 次の日、昼休みになるやいなや、会社の外に出た。 明日の休みまで待てない。 こうしているうちに、彼女は死んでしまうかもしれないのだ。 タンスの奥にしまっていた、彼女が作ってくれたシャツを、スーツの中に着て。 見舞品を買うのも忘れ、今では通勤専用になった車で、病院へ直行した。