「ちょっとぉ~コレってマジな話っー!?」
絶対絶命の大…大…大ピンチ!?
突然現れたライダーが狙いを定めた先は…私と徳家君と濃姫と戸塚教授に目掛けて突進してきたのだ…!?
ドドドドドッ…。
割れるような轟音をたてて恐るべき速さで私達に遅いかかってきたライダーに私達は…とにかく車の間を抜けて絶叫しながら逃げ惑う私達を追い立てた。
「‥マジでヤバすぎっなんだけどぉーーー!?」
私達も懸命に駐車された車の間に入り込み逃げ惑うものの‥バイクは見かけによらずその大きな車体をモノとはせず軽々と車体の間を駆け抜け私達の背後についてくる。
私達はとにかく逃げ惑いながら車体の間を進路変更して避けるしかなくて闇雲にただ走っていた。
ブォォォッーーー!
激しい轟音を立ててなおも距離を縮めながら…まるでゲーム感覚のように追い立て距離を縮めてくる。
ああっーーー!
もうこれまでか…!?
極限の精神状態の上に全速力で疾走した為視界がボンヤリと曇ったその瞬間…重力に逆らうように身体が宙に打ち上げられるような感覚を覚えた。