この地は…。

 遥か我らが住んでいた時代よりわずか400年後の時を経た日本であると言うことを教えて頂きました。


 殿はきっと…。

 知っておられたのでしょうね…。

 いつか…。

 あの愛しきお方のところへ…。

 殿の夢が大願できるよう…。

 この…。
濃もお手伝いしたいと思いまする。

 夢が実現できるのを見届ける事ができましたら…その時は…。

 この濃のお役目は終わりでございまする。

 その日まで…。

 私は傍らにて…。
 殿をお守り致します故…殿はありのままで大願成就致しませ。

 また…近いうち小賢しいお節介を妬かせていただきます。
 次の文を受け取れるよう…どうかご無事で…。

 濃より…。


 ―追伸ー
 早速…手を妬かせていただきます。
先日…時代の流れに詳しい方にお会いしました。
 その方は…殿の身を案じておりまする。

 信用できるかわかりませぬが…もしこの先困られましたら京都浄土大学 戸塚教授を訪ねて下さい。
 担当者には…織田といって下さればとよいそうです。
 余計なお世話かもしれませぬがもし困られたら頼られて下さい。
 電話という文明の物もあるようですのでもし利用する事があれば下の番号にかけて下さいとのことです。