「養子にだそう。」
実羽のためにも、司はそうと決めた。

「怜衣菜、莉菜、ごめんな…。
俺にはお前たちを育てるのは無理だ。」

司は手紙を書いた。
『この子たちを拾った人へ
拾ってくれてありがとうございます。
二人を育てるのは大変だと思いますがお願いします。

怜衣菜へ
父さんはお前たちを捨ててしまった。ごめんな。怜衣菜はお姉ちゃんだから莉菜をよろしく。

莉菜へ
お前たちを捨ててしまってごめん。莉菜は妹だ。といっても3分の違いしかない。元気に過ごせよ。』