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「じゃあ、メールか電話待ってるから」

「わかった!」

「じゃあね、晴奈」

「ばいばい」

クラスのみんなや理央が帰り、しーんと静かな教室にあたしと横尾くん。

「……」

「……」

あたしも横尾くんも下を向いてなにも言わず、沈黙が長く続く。

「…さっきさ」

「え?」

突然話す横尾くんに、驚きの顔をしてしまう。