宛先:横尾くん

朝からごめんね。

今日話したいことがあるので、放課後話せませんか?

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「よし、送信!」

今日、とうとう横尾くんに告白の返事をする。

~~♪♪

受信:横尾くん

わかったよ(^^)

じゃあ、今日の放課後に教室で話そう。

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これで、準備はよし。

「行ってきまーす!」

スマホをポケットにしまい、家を出てひとりで学校にむかう。

「……」

なんか、当たり前のことだと思ってたけど、太ちゃんが隣にいないってだけでこんなにも寂しいんだ。

「太ちゃん、熱下がったかなぁ…」

学校に行く間、あたしはずっと太ちゃんのことを考えていた。