「あんたら、次晴奈になんかしたらあたしが4日じゃ治らない怪我させてあげる♪」

理央は微笑んでるつもりかもだけど、目が笑っていない。

「長谷川さん……」

突然、桐島さん達の視線があたしにうつる。

「なに?」

「えっと…こないだはごめんなさい!」

「え…」

「横尾くんと松永さんに怒られて、ひどいことしたなって…本当ごめんなさい!」

「……もういいよ、それだけ横尾くんが好きだってことでしょ?」

許さないって…許せないと思ってたはずなのに。

必死に謝るふたりを前に、怒ることはできなかった。