えっ?
なに……今の感じ。
胸が高鳴るような……
まるで……

――トキメキ――

そんな言葉が頭をよぎる。

まさかね?あたしが太ちゃんにときめくなんて…ね?

「絶対ない!」

「は?」

「あっ、気にしないで!」

「あ、あぁ…」

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ガラッ

授業が終わり、放課後になったとたん理央が教室に入ってきた。