「晴奈!」

「太ちゃん」

「あまりにも遅いから心配で探しに…」

太ちゃんの目線があたしの右足へと移る。

「その足どしたんだよ!?」

「ちょっと…階段から落ちて」

「大丈夫か!?」

「たまたま通った横尾くんが保健室に連れて来てくれて、湿布貼ってくれたから大丈夫」

「良かった……横尾!」

「なに?」