ふぅ……
なんか、色々と大変な1日だったなぁ。

時計を見ると放課後になってから20分以上経ってしまっていた。

スクバを肩にかけて、急いで屋上へとむかう。

「屋上…ここだよね?」

キイィィィ

古びたドアを開ける。
長い間屋上は使われてなかったみたい。

「あのー…誰かいますかー?」

静かな屋上には、誰もいない。

「さすがに帰ったよね…」

少し冷たい風をあびながら空を見上げた。
もうだいぶ空は暗い。