「ふふっ」

「なに笑ってんだよ、気持ちわりぃな」

「なんか幸せだなーって思ってさ♪」

「なっ、おまっ……遅刻するから行くぞ!」

「あー!太ちゃん今照れてるでしょー」

にやにやと太ちゃんをみつめる。太ちゃんの頬はピンク色に染まっていた。

「はっ!?おっ、俺が照れるわけねーだろ!!」

「太ちゃん可愛いー!」

「晴奈……お前殴るぞ」

「ひぇっ!!太ちゃん目が本気だ!!」

「…ぷっ」

「なんで笑うのー??」

「別に」

「なんで?なんで?」

子供みたいに言い争っていたら、いつのまにか学校に着いてしまった。