「おっ、理央おはよう!」

学校に着き、理央の肩をぽんっと叩きながら声をかけた。

「おはよ、なんか良いことでもあった?」

「今日委員決めだねー♪」

「え?あ、うん」

「ふふ♪」

「意味わかんないし」

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「これから後期委員を決めたいと思います」

そう言って先生は黒板に委員名を書く。

「めんどー」

「やりたくなーい」

そんな声が飛び交うなか、あたしだけは満面の笑み。

「まず、代表委員をやりたい人いますか?」

「はい!!!!!」

誰もが驚く早さと大きな声で手をあげた。

「で、では女子は長谷川さんで決定します」

「やった!!」

「じゃあ、男子の代表委員やりたい人いますか?」

「はい」

その声に女子がざわめき出す。