「いって!わかった、嘘だってうーそ!」

「それでよろしい!」

痛がる太ちゃんを前に、腰に手を当てていばって見せる。

「ったくー」

「あっ、そういえば太ちゃん委員会入る?」

「委員会?」

「今日委員会決めあるでしょ」

「まじで?忘れてたわ」

「最後だし、委員なろっかなー」

「代表委員でもやれば?」

「やだよー」

「なんで?」

「……太ちゃんもやるならいいよ」

なぜか、なんとなく…そう思った。

「晴奈がやるならやってもいいけど」

「ほんと!?太ちゃん約束だからね?絶対だよ!!」

「はいはい、晴奈こそちゃんと手あげろよ」

「わかってるよー」

委員なんてやったことのないあたしだけど、太ちゃんが一緒ってだけでやる気がわいてきた。