朝、7時25分。
「行ってきまーす」
あたし、長谷川晴奈(はせがわはるな)15歳は小1の頃から8年間毎日欠かさずこの時間に家を出る。
――――彼が家を出る5分前。
晴れた空を見上げながら彼を待っているあたしの長い黒髪が風に揺れていた。
ガチャ
5分経った頃、あたしの隣の家から彼が出てくる。
「わっ、またいるし」
「太ちゃんおはよ♪」
「はよ、ストーカー」
「あのね、ストーカーじゃないから!!」
「ははっ」
「そんなこと言って、太ちゃんてばいつもこの時間に来てくれるくせに♪」
「家出る時間変えんのめんどくせぇからだよ」
彼は二階堂太輔(にかいどうたいすけ)。
あたしの2歳からの幼なじみ。
背が高く、色素の薄い髪の毛とゆるく着こなしている制服が彼に良く似合っている。
「行ってきまーす」
あたし、長谷川晴奈(はせがわはるな)15歳は小1の頃から8年間毎日欠かさずこの時間に家を出る。
――――彼が家を出る5分前。
晴れた空を見上げながら彼を待っているあたしの長い黒髪が風に揺れていた。
ガチャ
5分経った頃、あたしの隣の家から彼が出てくる。
「わっ、またいるし」
「太ちゃんおはよ♪」
「はよ、ストーカー」
「あのね、ストーカーじゃないから!!」
「ははっ」
「そんなこと言って、太ちゃんてばいつもこの時間に来てくれるくせに♪」
「家出る時間変えんのめんどくせぇからだよ」
彼は二階堂太輔(にかいどうたいすけ)。
あたしの2歳からの幼なじみ。
背が高く、色素の薄い髪の毛とゆるく着こなしている制服が彼に良く似合っている。