真紘は、悲しそうな声で言った。 やっぱり……こんなのダメだったんだ…。 「ごめん…、休日に会ったりとかは…ダメだったよね…。」 「謝んなくていいから、 ―――もう別れよう。」 ―――――……え? 「やだやだ…っ!何で…!?」 「萌は柊といたいんだろ? じゃあもういいよ」 違うのに…… 「どうせ柊だって、お前が『一緒にいたい』って言ったらいてくれるだろうよ。」 「そんなわけないよ!」