「……地味に痛かった…。」




千尋の背中を見つめながら、自分のおでこを擦っていると、



真紘にその手を掴まれ、退かされて、



―――――チュッ…と、



おでこにキスされた。




「!!?//」



「痛くない?」



「だい…っ、大丈夫っ!///」




うぅ……



やっぱりこういう真紘はまだ慣れないよ~…








「早く学校行くぞ?」



「う、うん!」




フッとやわらかい笑みを浮かべた真紘に見とれながら、



あたしたちはゆっくりと、学校にむかって歩き出した。