懐かしい空気が流れる。

突然現れた優助。
戸惑ってしまう。

「ここが、管理室」

「管理室なんて建てたのかよー? 青田儲かってるな。ちょっと中入ってみていい? 鍵、いるか」

「多分、開きっ放しだよ」

あたしはドアを開けた。

「無用心だな。ここに会社の資料なんかあるんだろ?」

「うん」

管理室にはたくさんの資料が置いてある。

ファイルにして、棚に閉まっている。

「じゅりこ」

「何?」