どうしよう。
こいう時、どうしたらいいんだろう?

マンションの駐車場に立ち尽くしていてもどうにもならない。

亮二は今、あたしの顔なんて見たくないハズ。

相当怒ってた。

時間が経って、お互いに冷静さを取り戻した時に話をするしかない。

そう考えて。
あたしは、マスターの店に顔を出すことにした。

すると――
臨時休業の貼り紙がしてあった。

そういえば。
数日前、マスターはぎっくり腰をやったと、あかねが大笑いしながら話してきたのを思い出した。